サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア最終予選で日本は6日夜、当地でウズベキスタンと対戦する。勝てば4大会連続の本大会出場が決まる一戦で日本を引っ張るのが、DF中沢佑二選手(31)=横浜F・マリノス=だ。
日本代表の練習を見れば、その存在が際立っているのは一目で分かる。187センチの長身に独特の長髪。ランニングでは常に先頭を走り、カーボンオフセット率先して声を出す。遠征先では後輩を連れ立って散歩をし、カラーコンタクトコミュニケーションを図る。だが、その行動はあくまで自然体だ。
日本代表では、監督の指名で「キャプテンマーク」債務整理と呼ばれる腕章を巻く選手がゲームキャプテンを務める。前回06年ドイツ大会では、己を捨ててチームに献身した宮本恒靖選手(現ヴィッセル神戸)だった。今、その役を担うのが、現代表メンバーで最多となる代表戦88試合に出場している中沢選手だ。
当初、宮本選手ら歴代の主将を参考にしようとした時期もあったが、「自分のキャラクターが分からなくなる」と肩の力を抜いた。打点の高い強烈なヘディングシュートなど気迫あふれるプレーが印象的な一方、根底には普段着のサッカーがある。若手選手がアピールばかりに気を取られれば「いつもと違うプレーが見られたら指摘する」と話すように、選手個々が最も力を発揮できる雰囲気づくりを心掛けている。
今の代表は選手間での意見の対立など衝突が少ない。物足りなさもある半面、全員が同じ方向に進んでいることに中沢選手は手応えを感じている。「みんながチームのためにやってくれる。だから僕は助かる」。自身2度目のW杯の舞台まであと一歩。前回ドイツ大会に続く本大会出場一番乗りを、平常心でつかむつもりだ。
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